SENRYAKU
不況の嵐が猛威を振るっています。
会社更生、民事再生の記事をみない日はないと言っていいですよね。
街中を定点観測していても、状況は一目瞭然。中洲ネオンサインの空きの数、客待ちタクシーの渋滞の列の長さ、かつてドル箱と言われた羽田-福岡便の空席の数、空きビルの数、どの数字を見ても景気が悪いのは明らかです。
今は、マスコミや新聞の報道にあおられ、無意識に悲観的な見方をしてしまいがちです。
景気のいい業種や会社があるはずなのに、それを見落としてしまいます。
先日新聞で、「マック」「ユニクロ」「ニトリ」の好業績3社がクローズアップされていました。
実は私の生活の中でも体感しました・・・
それは秋口でした。
リビングのカーペットを新調しようと思いニトリに行ったときの話です。
私の美人妻が、気に入った色と毛足のものを見つけたのですが、給料日の1週間前だったので、それを待って1週間後に同じ店に行きました。
すると、そのカーペットは完売で、他店にもないというのです。
しかも、店員が「そのカーペット、毎年完売するんですぅ・・」と涼しげな顔してつぶやいていました。
そのときは、「量販店で売り切れはなかろうもんっ」「サービス悪っ」と思い“チッ”と舌打ちをして店を出ました。
毎年完売すると分かっているのに、また完売させる。最初は憤りを感じましたが、それが消費者心理として、「ニトリにはそんな人気商品が他にもあるんじゃなかろか」とか「私のセンスは正しかったわ」など後々いい印象に変わってるんです。
また、完売イコール在庫0。ムダはありません。こんな生産数の調整は、実はニトリの戦略だった!という仮説を立ててみました。
ん~ ニトリさん、やるねえ。
こういうときこそ、知恵を出し合って景気のいいときには気付かない強みを見つけ出す、それが生き残りのキーワードですかね。
今日も、いい数字を見つけます!