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この土日、子供が入隊しているボーイスカウトの舎営で九重町に行ってきました。

宿泊は青少年自然の家 https://www.pref.oita.jp/site/kokonoe/

大人からスカウトの子供たちまで30人ほど。団体で山歩き、湿原散策、温泉、天体観測、プラネタリウム。

飲酒禁止、テレビ無し、携帯の電波もなかなか入らないという環境でした。

暇つぶしのYouTubeも見れません。メールすら送れない。



 



大人たちは「昔はこうやったですね」と話しながら切り替えることができます。

でも生まれた時からネットがあり動画、ゲームがあるのが当たり前の子供たちはその環境に戸惑ってました。

舎営始まってすぐ、プログラム間のちょっと空いた時間になると「家に帰りたい」「なんで動画見れんと?」「つまらん」と言い始めます。自分で考え、次の準備をすることができない。ネットがないと時間を過ごせないのです。

プログラムをこなし、みんなで食事して風呂に入ってベッドで友達と語って…。

時間が経つにつれ、表情や行動が変化していました。いつもは言われたことを受けるだけの子供が隊の仲間に意見を伝えています。やりたいことややるべきことを考え、みんなに伝えようとする姿がありました。



 



この時代、インターネットやスマホから完全に隔絶することはできません。

ですが、そう言ったものがあるから他人と関わらなくても自己完結できる環境となっています。

自己完結できるとは言っても、そこで自己承認欲求が満たされたり、自己肯定感が増すことはないのです。

やはり他人と関わって認められる、悔しい思いをする、努力することの大切さを知る。そういった環境に身を置く、経験することが大切なんだなと感じた2日間でした。



S.Y(心配性な50代)