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稀代のポップスター、Michael Jacksonが亡くなりました。

高校生になったばかりの80年代前半当時、英語も分からないのに私も洋楽ブームに便乗していました。Duran Duran、Wham!、Cuture Club、Billy Joelなどたくさんのアーティストがいましたが、その中でもMichaelは異彩を放っていました。



スリラーのゾンビが出てくる衝撃的なPV、ビリージーンでは世界をあっと言わせたムーンウォーク、Michaelは常に時代の最先端を走っていました。

その一方で目を疑うような浪費癖、度重なる美容整形、幼児虐待疑惑…。Michaelの常軌を逸した行動ばかりがクローズアップされるようになりました。

人間の欲望は、止めることがなければ際限なく膨らんでいってしまうのでしょう。彼にストップをかける人がいれば、彼が何のために音楽をやっているのかわかってさえいれば、こんなことにならなかったのかもしれません。

これは企業においても同じ状況が見受けられる気がします。急成長する企業の中には、すべてがうまくいく幻想にとらわれてしまうのでしょうか。周囲の関係者は誰も止めることをせず、気がついた時は後戻りできなくなってしまっている。まさに裸の王様のような企業をたびたび見ることがあります。

個人的にも企業としても、反面教師ではありませんが、誰のための何のための企業活動か、常に足元を見据えながら実行できる存在であらねばと思った出来事でした。

しかしながら、僕ら世代の青春ともいえるMichaelの死が残念でなりません。