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先日、「不動産管理士のための財務計算と戦略理解」 というセミナーを受けました。
これは、IREMというアメリカの全米不動産管理協会という団体が認定する、不動産経営管理士(CPM)という資格取得のためのセミナーです。
ある不動産会社の社長からすすめられて受講しました。

普段のリーシング活動業務のなかでは、ほとんど耳にしない言葉の受講案内でしたので、当初は受講するか迷いましたが、何かの縁でこの誘いを受けたのだと考えて、思い切って受講することにしました。

セミナーは授業形式で、グループをつくって受講しました。
最初は、授業の進み方が早くて、テキストをめくるのを遅れないようにするだけで精一杯でした。
途中からは金融電卓を使用し、様々な演習を行いました。
怒涛のようにすすんだ二日間でしたが、自分なりに理解したのは次の三つです。

1.現金収支の考え方は、NOIを基本とする。表面利回りは意味がない。

2.投資は、自らの手出し(自己資金)に対し、どれだけのリターン(キャッシュ)があるのかが重要。

3.リーシングが成功しなければ、収益は生まれない。


特に重要であると感じたのは、普段弊社が行っているリーシング業務です。
ここが機能していなれければ、NOIもキャッシュも生まれないということです。
弊社が特化しているテナントリーシングは、不動産投資において重要な役割であるということを再認識しました。

一方で、出店者側の考え方も同様に重要です。
そこに出店するための投資に対し、どれだけのリターンを期待しているのか... 出店するための理由、人生観はどんなものか...
テナントオーナーといろいろな話をして、出店(投資)に対する考え方、つまりオーナーシップを聞くことが大切であると思いました。