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昨日、自宅に花屋さんが来られ、庭をキレイに手入れいただきました。

リビングから四季折々の草花を楽しめるように、ということでした。



もともと私は庭いじりに興味がなく、一度大変なチョンボをして家内にこっぴどく叱られたこともあって手出しはしないようにしています。

家内が自分の好きな草花を買ってきて、少しずつ植えて楽しむといった感じでした。

先日、近くの小さな花屋さんに飛び込んで、そこにあった植物のことを尋ねていると、

「一度お庭を拝見しましょう」と言ってくれたそうです。

その翌日、自宅を訪ねてこられ、草むしりをしてくださった上で

「代金は購入いただいた草花の実費で結構です。植え替えと庭のやり替えはこちらでやりますよ」と。

本来であれば、○○万円お支払しないといけないようなお仕事なんでしょう。


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その花屋さん、お一人とのことで

「庭造りが好きなんです」

「お客さんに喜んでいただくとすごく嬉しい」

とにこやかにおっしゃいます。

30代の若い方で、本当に庭造りが好きなんだろうなと感じさせるいい笑顔です。

家内は本当に喜んでおり、庭で困っている人がいたら、どんどん紹介したいと言っていました。

 

商売ですから、提供したサービスにはきちんと対価をいただくべきだと思います。

そのため、いろんなご商売の方が、自らのサービスを知って、利用いただくために営業したり、マーケティングしたりの活動をしています。

私どももホームページを開設し、少しでもお客様に弊社の活動を知っていただきたく広報活動をしています。

しかしながら、売込みに終始してしまうと、サービスを利用したいと思っている相手のことが全く見えなくなってしまいます。

 

客動員・吸引の仕組みでよく見られる、クーポンや値下げ、無料体験を利用して気軽に試してみる方はいるでしょう。

でもありがたみは感じません。
むしろ、ずっと使ってきた側からすると損した気分になってしまいます。

 

お客様をしっかり把握し、できる範囲でのサービスを提供する。

信頼をいただき、必要とされる存在になる。

その基本を、若く小さな花屋さんに教えていただきました。