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この月・火、東京出張に行ってきました。
お世話になっているお客様やビルオーナー様を訪問し、情報交換や打合せをさせていただきました。

その際、水城学園(予備校)の同じ寮生だった友人(Kくん)が、東京で会社をやっていると聞き、25年ぶりの再会を果たしてきました。

Kくんは会社を2社もち、解体業者・自動車整備工場とのつながりをベースに、自動車のパーツを再利用するネットワークを作っています。

現在は全国にお取引があり、単にネット上でのやりとりではなく、取引先を訪問し、お話を伺いながら少しずつその輪を広めていってるとのこと。3.11の震災の際も、東北の取引先に駆けつけ、商売が再開できるよう様々なお手伝いをしてきた。

ネットオークションなど個人間取引が増えているため楽ではないようですが、信頼に基づく商売を堅実に進めていってるようです。

 

25年前の寮時代のKくんと言えば、茶髪でロン毛、昼間はパチンコ三昧、夜は居酒屋に入り浸り。もちろん学校では見たことありません。

大学言った後はどうするの?との質問に「将来はパチプロになる」と涼しい顔。

 

そんな彼は大学卒業後、就職した会社でインドへ転勤します。その後実家の商売がうまくいかず、希望して入った会社を辞め、親元に戻らざるを得なかったそうです。親元では倒産したことに伴う整理をしながら、宅配業者でアルバイトする日々だったそうです。

そんな彼の転機となったのは、インドで聞いていた日本車とパーツに対するニーズだったそうです。

質の高い日本の自動車パーツをどうやって安定供給するか?そのことを懸命に考えて、いろんな人に会い協力を仰いでいた結果、今の形ができたとのことでした。

 

「いろんな方に必要とされている自分は幸せ者」

「誰でもいろんなアイデアを出すことはできる。ただ、やるかやらないか。そこだけの違いだよね」

 

大変な苦労をし、人に助けられ、自分の人生とも真剣に向き合ってきたんでしょう。

こんなベンチャースピリットを持った友人がいることが誇らしく、25年後に共有できるものを持っていると感じることができた貴重で嬉しい時間でした。