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仕事をしていると、トラブルやクレームなど図らずも諸問題が発生し、いろいろと思い悩むことがあります。 

そういうつもりではなかった... こちらは出来るだけことはやっていた...など、当事者の主張、私の見解を含め様々な思惑が複雑に絡み合います。そんなとき、自分の主張ばかりを述べるのではなく俯瞰して取り組み方を見直してみて、自分の考えの軸にするべきものは何か...を意識して考えます。 

そうすると「誰の役に立つのか...」というとてもシンプルな考えに立ち返ります。 これは、全ての仕事に当てはまると私は思っています。

ただ、誰の役に立つのか...というのを意識して実践していくためには、強い気持ちが必要です。相手方から反発を受けたり、誹謗中傷を受けたり、さまざまな攻撃を受けるときがありますので、それに揺るがない強い気持ちを持たなければなりません。

私はトラブルが起きてからではなく、そのお客様とのお仕事に取り組むとき、それを意識するように自分に言い聞かせています。 

そして、そのシンプルな考えには、もう一つ大切な要素があります。それは「人間として何が正しいのか」という生きる上での"哲学"を合わせ持つことです。
これは、京セラの創業者稲盛和夫氏の哲学です。
私はそれを書籍で見たとき、自分の心がスゥーと晴れたような気持ちになりました。 これまで私は自分の仕事に自信を持てませんでした。
ほんとにこれでいいのか...、自分が間違っているのではないか...と、いつもそういう見方をしていました。それは、たどり着くところがない巡り巡る感情で、とても苦しい思いをしていました。

稲盛氏は、「人間として正しいか正しくないか、よいことか悪いことか、やっていいことかいけないことか。そういう人間を律する道徳や倫理を、そのまま経営の指針や判断基準にしよう。」それが成功につながるのだと述べています。

それは、人として生きてい行く上での原理原則です。

これは、当り前のことで小学生でも分かることだと思います。でも、それを大人になった自分が意識していなかったこと、それはとても大きな気づきでした。 

これから、私は強い心を持つ人間になりたいと思っています。