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7月に入ってから降り続いた雨も上がり、今週はサンサンと太陽が降り注いでいます!
梅雨明けしたのかは不明ですが、すっかり本格的な夏の"空"と"気温"になってきたみたいです。今日は、本当に暑いです!
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テレビのニュースを見ると、熱中症で病院に搬送される人も増えており、本格的に熱中症の対策も必要になってくる時期になってきたようです。

一般的に呼ばれる熱中症とは、暑い環境で生じる障害の総称で、簡単に症状について説明すると、大きく下記の4つの症状に分けられるみたいです。

①熱失神
皮膚血管の拡張によって血圧が低下、脳血流が減少しておこるもので、めまい・失神等がみられます顔面そう白、呼吸回数の増加、唇のしびれなどもみられます。脈は速くて弱くなります。
【対策】涼しい場所に運び、水分を補給すれば通常は回復します。吐き気やおう吐などで水分補給ができない場合には病院に運び、点滴を受ける必要があります。

②熱疲労
大量の汗をかき、水分の補給が追いつかないと脱水がおこり、熱疲労の原因となります。脱水による症状で、脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気などがみられます。
【対策】①の熱失神と同じです。

③熱けいれん
 大量に汗をかき、水だけを補給して血液の塩分濃度が低下した時に、足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんがおこります。暑熱環境下で、長時間の運動をして大量の汗をかく時におこり運動の後で、報告されることが多いようです。
【対策】生理食塩水(0.9%)を補給すれば通常は回復します。

④熱射病
体 温の上昇のため中枢機能に異常をきたした状態です。意識障害(応答が鈍い、言動がおかしい、意識がない)が特徴で、頭痛、吐き気、めまいなどの前駆症状や ショック状態などもみられます。また、全身臓器の血管がつまって、脳、心、肺、肝、腎などの全身の臓器障害を合併することが多く、死亡率も高くなります。
【対策】死の危険のある緊急事態です。体を冷やしながら集中治療のできる病院へ一刻も早く運ぶ必要があります。いかに早く体温を下げて意識を回復させるかが予後を左右するので、現場での処置が重要です。

これからの更に暑くジメジメした日々が続いていきます。自分は大丈夫だと過信をせず、のどが渇く前の水分補給や塩分補給等を定期的に心掛けながら、始まったばかりの2013年「夏」を、楽しく乗り切っていきましょう!