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少し前の話ですが、ゴールデンウィークの連休で石川県の「金沢・能登」に行って来ました。
自動車で、高速道路を使った旅でしたが、渋滞に合うことも少なく、楽しく旅行をることが出来ました。

旅行中2日間、金沢市内に宿泊して、街中を観光してまわりましたが、その中で「鈴木大拙館」という施設にたまたま立ち寄り、考えさせられることがありましたので、ご紹介致します。

皆さんは、鈴木大拙という人物をご存知ですか?正直、私はこの館に入るまでは知りませんでした。
簡単に言うと、鈴木大拙は、金沢市が生んだ仏教哲学者で、禅についての著作を英語で著し、日本の禅文化を海外に広くしらしめた方です。
その、鈴木大拙の生誕地近くに建つ「鈴木大拙館」には、いくつかの展示品とともに「水鏡の庭」という空間があり、瞳を閉じて風の囀りと水面の音を静かに聞くことが出来ます。
(私は、30分程度この世界を楽しみながら心を無としてきました。)
最近は、特に考えすぎていた自分が、気持ちを無にすることにより一旦「考え方をリセット」できたのではないかと感じています。

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自分は、良く真面目で頑固であると言われます。そして、多分余計なことを、あれこれ考えて、勝手にストレスを溜めてしまうような生き方、働き方を続けているのでしょう。
「水鏡の庭」に出会って、自分に行き詰ったら少しだけ時間をもらって、余計なことをあれこれ考えずに無心になれるようにしていければ前向きに考えられるようになれればと思うようになりました。

鈴木大拙は、言っていました。
「人間は偉くならなくとも、一個の正直な人間となって信用できるものになれば、それでけっこうだ。
真っ黒になって黙々として一日働き、時期が来れば"さよなら"で消えていく。このような人間を偉い人だと自分は言いたい。」 と...