日々、様々なテナントやビルオーナーに会って、店舗出店のお手伝いをしているんですが、ここ最近特に強く感じることがあります。

それは、一言でいうと『ミス・マッチ』です。

ご存知の方も多いと思いますが、今の中心部の建築ラッシュを支えているのが、不動産証券化による不動産ファンドです。

不動産ファンド各社は、集めた資金を効果的に運用し、且つ他社に勝るべく規模をより拡大する事を目的として、積極的に不動産を購入しています。日本に出来た膨大な不良債権を処理する手法としては最適でしたが、それがいつしか過剰なまでの不動産物件獲得競争が展開されることになりました。これによって福岡都心部の地価が急激に上がり　⇒　新築商業ビルの賃料高騰⇒　福岡中心部の商業ビルの空洞化という事態になってきています。

どんどん出店していきたいという元気企業も多く、商業ビルのオーナーも早く満室にしたいというのが常なので、私たちとしては、俗に言う『不動産ファンド・バブル』が弾けて店舗の賃料が適正になり、健全な商業ビル運営が行われていく状況になることを切に願うのみです。

Ｐ．Ｓ．

　福岡市中央区春吉にある飲食商業施設『ジャスマック酒肴小路』の１階にざうおを展開するハーバーハウスさんの新業態店舗【マルトク水産】が１０月９日（火）オープンします。博多の美味しい魚を大人な雰囲気で味わうことの出来るお店ですので、是非一度足を運んでみて下さい！

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