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お取引先の方から“大人の流儀”(著 伊集院静)という本を頂戴しました。
本を頂くことは人との出会いと同じで、生き方に刺激を与えてくれます。
この本は大人の生き方とは何か、それを考えるきっかけになりました。

理不尽なことがまかり通るのが世の中で、辛苦を味わうことは必ずどんな人でもあって、
今成功している人順境にある人も、苦労した時期があり逆境を乗り越えています。

“人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている”と著者は言っていますが、深い意味がありますね。

私は自分が大人だな・・と思ったことはありません。文中で、“大半の大人の男は、ただ生きていたらいつの間にか周囲が大人扱いをしていた“ とありますが、その通りでした。
苦労した分人にやさしくできるし、自分本位でなくなる… 大人の優しさはそうやって磨いていくんでしょうね。

ほかにもすごく印象に残る文面がありました。

「ただ金を儲けるだけが目的なら企業とは呼べない。企業の素晴らしい点はそこで働く人々の人生を背負っていることだ。」
…背負っていけるよう、しっかりと会社の基礎体力をつけようと思います。

「金をすべての価値基準にするな。金を力と考える輩は、さらに大きな金の力で、あっという間に粉々にされる。」
…金の力を実感するほど持ったことがないですが、覚えておきます。

「人間は木から落ちた小枝ではないのだから流れに身をまかせて生きてばかりでは淋しい。」
…身を任せてばかりいたな、と反省して、淋しい人生にはしたくないです。

「人はどこかで己と対峙し、自分を取り巻く、世界と時間を見つめ、自分は何なのかを考えてみるべきだ。」
…案外、これをやらないまま人生を過ごしている人が多いような気がします。勇気をもって対峙していきます。

こういう本に刺激を受けながら大人の男としての器を身に着けたいと思います。
いい本をご紹介いただきありがとうございました。