一昨年より、経営者団体の会合に積極的に参加しています。
会社設立より加盟はしていましたが、業績・売上を上げるのが何よりも大切で、ほとんど参加できていませんでしたが、あるきっかけで積極的に関わるようになりました。

会合、懇親会でいろんな経営者と話をする中で、不動産にまつわる様々な相談事を受けます。私どもで業務として対応できることもありますが、賃貸住宅や自宅の売り買いなど、私自身では対応できない案件も多い。
そんな時はできるだけ、その分野に強い方をご紹介するようにしています。
強い方というのは、実績が多いと言うよりも、相手の身になって一生懸命動いてくださる方です。

不動産業に携わって約15年です。
この業界は先ほどあげたように、住宅、オフィス、商業、物流、工場など非常に間口が広い。また法律も複雑で奥深い業界です。そこでプロとしてお役立ちしていくには、分野をしっかり捉え、顧客及び所有者向けのサービスを深めていかなければならない。
そんな思いで進める普段の業務の中で、同じ不動産業界には別の分野のプロがいます。
有名ではないけど、志も高く、お客様のために一生懸命尽くそうとする方がいる。
そんな方をご紹介したとき、ものすごく喜んでいただける。
紹介者にも、紹介した方双方とも、より信頼関係が深まる実感を覚えます。
それがものすごく嬉しく、少しでも役に立ててよかったなあと感じる瞬間です。
喜びを感じると同時に、ハッともするのです。

私自身、当社のメンバーは、天神エリアのプロと思われてるだろうか？と。
お客さんのために一生懸命心を砕いてやってくれると捉えられてるだろうか？と。
経営者として、プレイヤー的発想だけでは未来作りはできません。
会社が儲かる仕組み、社員が豊かになりうる仕組み、仕事が増える仕組みなど、業務の形を構築していかなくてはならない。
成長企業にはその考え方が絶対的にあります。
ただし、その奥底にある「お役立ちする、喜んでいただく」という考え方を失ってはいけないと。

この4月からはまた新しいメンバーを迎えます。
社員の中には所属部署が変わる者もいます。
私がではなく、そんな社員たちの心の奥底に「お役立ちする、喜んでいただく」が浸透し、本気で実行できる集団、そうなれるように。
私も経営者として、人間として一段ギアを上げて、これから取り組んでまいりたいと考えています。