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先日、太宰府市にある宝満山へ登山に出かけました。

4~5年前に一度登った経験がありましたが、7-8名でわいわい登ったことを覚えています。
今回はふと『山に登りたい』と思い立って、登山ならこの人に相談すべき!と日本の山を1000回以上は登っている、山の仙人のような方に相談しました。
その方は私の中学時代の担任でもあり、人生においての恩師でもあり、長年国語の教諭をされている方です。
中学の頃から今日まで、長年交流を続けていましたが、不思議なことに山には一度も一緒に登ったことがありませんでした。
今度、今度と思っているうちに気がつけば31歳。
でも、今回の登山に関して、よし!登るぞ~!!と決して意気込んでいたわけではなく、登れたらいいな~と思って、先生が頭に浮かんで、トントン拍子に話がすすんでいき、一週間後には山を登っていました。

午前6時半には自宅を出発し、8時頃には簡単なストレッチをし、山に入りました。
山の空気は冷たいですが、とても澄んでいて、日常では感じられない忘れかけたなにかを思い出すような気さえしました。
前回の登山の記憶を蘇らせながら、進んでいきます。
宝満山は石段が多く、段差も激しく、一段一段上がるのにも足裏にずっしりと重みが伝わってきます。
なかでも『100段ガンギ』と呼ばれる石段はその名の通り100段石段が連なっていて、見ているだけでも迫力があります。
登山中にはたくさんの人と出会い、挨拶を交わす、登山道は狭いから相手を思いやり譲り合いながら歩き続ける、そんな雰囲気がとても心地良く感じられました。
山頂までいくと、達成感もありますが、なによりも言葉なくても一緒に登った仲間と心が通い合っていると感じられ、とても嬉しかったです。
そして、山頂でのコーヒーが、今までで一番美味しく感じられました。

前回の登山では感じることができなかったようなことを今回は感じることができました。
同じ『山に登る』行為であっても、「自分の心の準備の仕方・感じ取り方・仲間」によって何十倍にも何百倍にも心の豊かさは変化すると実感することができました。
やはりこの先生にはかなわない と思った瞬間でした。
そして、また山に行きたいという気持ちが強くなりました。

今回の登山で学んだこと・感じたことを普段の生活・仕事にも活かしていきたいと思います。