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4月14日で2016年熊本地震から3年の月日が流れました。
2019年現在の熊本県は県内最大の仮設住宅団地「テクノ仮設団地」で、272世帯648人の方々が今でも不自由な生活を強いられている状況です。

熊本地震では、関連死を含め270人が亡くなり、最大で18万人余りの方が避難生活を余儀なくされております。
復興は少しずつ進んでおり、地震で崩れた阿蘇大橋は、2020年度の完成を目指して新しい橋の工事が昼夜問わず続いている。
現場付近で不通になっていたJR豊肥線は2020年度中に全線運転再開する見通しになる模様。

熊本城も今年10月には、一般の方が被災した天守閣を近くから見られるようになるなど、明るい話題もあります。
課題としては、住まいの再建が進んだことで、仮設住宅に住まわれている方が、県内全体で半数を下回った。
その一方で仮住まいを余儀なくされる方が以前と変わらずいます。
そのような中、「被災者の状況のままでいてはいけないけない」と、復興イベントや街づくりなどに自ら動く住民たちも出てきました。

私たちが出来ることは、困っている被災者に手を差し伸べることはもちろん、復興への住民レベルの動きを後押しするには、引き続き熊本だけでなく全国からの関心、支援が必要です。
熊本地震はまだ終わってないという思いを持ち、この出来事を風化させないことが復興への近道だと思うのです。