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新年あけましておめでとうございます。弊社は12月28(土)日から9連休のお休みをいただき、1月6日(月)より仕事始めとさせていただいております。

さて、この長い休みの期間に普段できない過ごし方をされた方も多いかと思います。海外旅行に行ったり…温泉やスキーを楽しんだり… 
日ごろの疲れを癒した方も、疲れを増してこられた方もいらっしゃることでしょう。
私は高1の息子のスケジュールを優先し、どこに出かけるわけでもなく1日だけ実家に帰省しました。
そこで私の兄弟4人が揃い、久々に談義が弾みました。私は末子で姉が一人おります。
姉は子育てが終わり、夫婦二人旅を兼ねて帰省していました。私的な話を続けますが、姉の長女は16歳の時に脳梗塞になり植物状態で寝たきりの生活のあと、21歳の若さで死別しました。
小さくなった姪が眠る棺をかかえたとき、こんなに若い死が人間にはあるのか…と、どうしようもない無念さを覚えたことを今も思い出します。
さらに姉には息子ともう一人娘がいるのですが、親が長女の介護につきっきりになったせいか、その息子が中学の時にぐれて、姉の家庭は大変な状況でした。
その息子は高校に進学しボートに出会います。ボート部の監督さんは非常に人間味あふれる方で、今の時代に考えられないですが、悪さをすると「私がこの子を生かしますから心配はいりません」と勝手に部屋に入り殴る蹴るの指導だったようです。
姉はその監督を信頼し任せていました。息子はもともと体格に恵まれており、徐々にボートの才能が芽生え全国で戦えるレベルになり、就職はボート部の強い企業に特待入社しました。それでも姉は「一番じゃないと意味ないよ」と勝てないときの息子を鼓舞し続け、とうとう昨年の夏の国体で優勝し全国トップに上り詰めました。

長女が発症したとき、姉は相当な罪悪を背負っていたと思います。弟がぐれたときは心配で眠れない日々を過ごしたはずです。しかし、姉は大人の女性として親として淡々と気丈に振舞っていました。私も息子が姉の長女と同じ年代になり親として人間として、その強さをあらためて感じています。

またこのお休みにお客様よりいただいた本を読み返しました。そこには「陰徳」という言葉があり、大人の生き方を諭すことが書かれていました。これからの人生いろいろなことがありますが、大人として淡々と生き抜かなければなりません。狭い自身の考えだけで過ごしてはいけません。 
そしてしっかりと稼いで、己の高みを目指していく人生にしたい…という思いを馳せた、それが私のお正月でした。

また本年も皆さまの事業のお力になるべくは日々交渉術や技術を磨き業務に取り組んでいく所存でございます。本年もリーシングサポートをよろしくお願い致します。
M.G(足長泥酔チャラリーマン↑)