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先日テレビをつけたら、カンブリア宮殿という番組がちょうどはじまりました。
その日はGU特集。ファッションには興味があるし、今勢いのある会社で面白そうだったので見ることにしました。
ファストファッションが次々と撤退していく中で驚きの成長をとげているユニクロの妹分GU。安さ、流行だけでなく『顧客満足感』を武器に年商は2,300億円を突破しているといいます。

GUの成功の立役者は社長の柚木治さん。
GUの再建を任される前の柚木社長はファーストリテイリングのカリスマ、柳井会長のもとで、伝説の大失敗をしたことがあります。
ユニクロ野菜の販売事業で26億円の損失。
辞表を出すも、柳井会長は『お金を返してくれ』と引き留めたそうです。
あの時温情を受けていたら完全に退いていたでしょう。
この言葉で引くに引けなくなりました
これは柳井会長の一流の引き留め方です。
と柚木さんは語っています。

それから6年後GUの再建に携わります。
GUの人気の理由はファッション・流行だけでなく、実用性も兼ね備えていること。
安いのに丁寧な作り。(海外で生産している場合、生産過程はすべて業務委託する企業も多い中で、GUは現地にスタッフを派遣し、現地で直接品質チェックを入れる。日本に送られてきてからでは遅いそうです。)
ヒットメーカーが多数在籍し、SNSを駆使し、流行を予測安さの秘密は工場が稼働しない閑散期に大量生産、東南アジアで作ること。

常に顧客満足を意識し、お客様目線で、仕事ができるというのは本当に素晴らしいことだなと思います。
今の世の中、ファッションに使うお金が圧倒的に減っています。
流行の回転が早く、一昔前のようにミニスカート、赤いコート等皆が同じ服装にする時代ではなくなっていて、お客様の心を掴むのが大変な時代。敏感に兆候を掴まなければいけないのです。
今はファッションも個人化、細分化。より丁寧さが求められる時代。

柚木さんはこう語っていました。
『面倒をやらないと生き残れない。面倒なことをやるので、飯が食えている。』
この言葉をどう捉えるかは個人の自由ですが、自分たちの仕事にも、誰の仕事にも誰の人生にも通じるものがある と私は感じました。
良い番組でした、またひとつ刺激を受けました。
さて、今日も頑張ります。
R.S(小呂島のMISIA♪)