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飲食店を経営される私どものお客様よりよく聞かれる話。 「働き手がいない、求人しても来ない。黒字でも店を続けられない」 そんな状況とのことです。 営業時間制限のある中、テイクアウトに力を入れるなど雇用を守ってきたお店の場合は、何とか頑張っていらっしゃるようですが、働く時間を減らしたことで従業員が辞めたお店。コロナを理由に解雇したお店の場合はなかなか大変な状況が続いています。 この状況はいつまで続くのか、東京の税理士さんと話した中でおっしゃってたのは、失業保険給付のコロナ特例が影響していると。内容は以下の通りです。 ・失業手当の給付日数が60日間延長される ・受給期間が最大3年延長可能になる ・自己都合退職でもすぐ受給可能になる 給付日数、受給期間の延長の影響は大きく、また外国人の留学生が入って来ないため、深刻な状況になっています。ですが、今は受給期間が満了する方が増えています。東京では人材派遣会社、求人広告への反響が増えてきているそうです。 福岡も似たような状況なのでしょう。 求人はある、身体は元気。でも失業保険を受け取れるなら、ぎりぎりまで受け取りたい。 わざわざ働かないよ。そんな人は多いでしょう。 以前飲食業で働いていた方が、また飲食業界に復帰するかどうかはわかりません。 ですが、希望的観測ではありますが、今よりは働き手が増えることは間違いないかと感じています。 大変な状況だとは思いますが、何とか耐え忍んでいただければと思っています。 もう一つ、失業保険を受給している方にお伝えしたいことです。 今朝の日経にも掲載してましたが、飲食業界はもちろん、様々な業界でAI化の動きは進んでいます。 今回のコロナ禍で、この動きは一層加速されています。この動きは決して止まりません。 AI化=省力化です。企業側はこれまでと同じ数の社員を必要としない、そんなケースが増えてきます。 加えて、コロナ明けにはこれまでより一層、商売のエリアが拡がります。 国内外問わず、優秀な外国人が必要とされるでしょう。 自分は企業から必要とされる人材なのか?そうなるためにはどうすればいいのか? 各業界、企業によって違う部分はあるにせよ、自らの商品価値の高め方を考え、準備し、実行する。 それができない、しない人には、厳しい時代となることは間違いありません。 S.Y(永遠の卓球少年*)