Blog list

ここ数年、エステティックサロンや美容形成、美容皮膚科クリニックなど、美容系の業態出店が目立ってきています。地元岩田屋百貨店でも上層階の飲食フロアにヘアーサロンやエステを併設するなどこれまでにないMDを展開しています。 エステや美容系クリニックの出店がこれほど目立っているのは、美容大国、韓国の整形のブームに影響された美に対するユーザーの意識の変化、それに対応する業界側の価格破壊の要因が重なっているようです。以前はトラブルが多い業態で経営する方も怪しい会社が多くテナント候補として優先順位は劣っていました。私も過去に1年で10店舗出店するという地元のエステ会社のオーダーを受け物件を紹介しましたが、いくつも賃貸契約はするが出店せずそのまま倒産した会社がありました。 昨今では乱立していた時代から淘汰され、ユーザーに真摯に向き合うサロンやクリニックができているのは確かで、ユーザーにとっても安心して利用できる業態になっているようです。 それにしても韓国ブームの影響からか、女性に限らず若い男性の美意識の変化には目を見張るものがあります。今時の男子高校生はすね毛やわき毛は剃るか脱毛するのが当たり前で、美容液もかなりの種類を持っていてパックも定期的に行います。顔のホクロをどのクリニックで取ってもらうかスマホでささっと価格を見比べて探しているのは珍しくないようです。 先日は若い男性ばかりでなく、40代の男性が全身脱毛を施した…という話題で持ち切りになりました。その男性はBARを経営しており、以前から手の甲や腕の毛が気になりコンプレックスに感じていました。ある日エステを経営しているお客さんから脱毛をすすめられ、それならばと全身脱毛に踏み切ったそうです。 脱毛してからは優雅に自信をもってお酒を振る舞うことができるようになり、全身すっきりして衛生的で身体が軽くなった感じがするそうです。 さらには将来介護を受ける側になったとき、介護士からいじめられなくてすむ...と真顔で話していたのが印象的でした。 ユーザー側の意識がこれほど変わっている業界はないと思います。 整形しているのが知られたくない、エステに通っている努力は見られたくない、そんな意識がだいぶ変わってきていて、シミのないきれいな肌で小じわが目立たず若々しく見せたいというのは永遠のテーマであり、男性もしかりです。 これから”見た目”は重要な要素であり、いずれは韓国のような”外見至上主義”が強くなるでしょう。 これから益々マーケットの広がりを見せる美容業界 注目して研究していきたいと思います。 biyou_pack_man M.G(足長泥酔チャラリーマン↑)