2022年03月21日
1階で賃料が取れる時代の終焉
天神ビックバンで天神エリアの新築オフィスビルの賃料が高騰している反面、天神西通り・大名エリアの1階の空室で長期間テナントが決まらない物件が増えています。
コスメ・アウトドア・高級宝飾品等の一部の物販店や、買取販売、歯科クリニックなどの路面への出店はあるものの、コロナ前まで大半を占めていたアパレル等の物販店の出店がほぼ無くなってきています。
特に40坪以上の大型の1階路面店の募集に苦戦している商業ビルが多く、その賃料を期待していたビルオーナーの多くは苦境に立たされています。
1階の空室が長期化してきている西通り・大名エリアの一部のビル名を挙げると 天神27ビル、天神シティビル、TENビル、トライエント山崎、バルビゾン94,シンクロ福岡大名ビル、ダイヤモンドヒルズ大名、ジェディックス博多、フェス天神、H Daimyo、D.SIDE、大名ビューティコンプレックス、楽天地ビル、彩文ビル、ココカラファイン跡、マイケルコース跡などなど・・ (かなり深刻でしょ!)
これらの大箱の1階空室は、もともとの設定賃料が高いこともあり、その募集賃料自体を大幅に下げるか、コロナ後によほど景気が良くならないかぎり更に長期化する可能性が高いです。 それは、商業ビルの「1階で賃料が高く取れた終わりの始まり」を意味し、今後の中心部の商業ビル計画の大幅な見直しを余儀なくされます。
コロナ禍においても高止まりしていた中心部の不動産価格ですが、これからどうなるか? N.A(年間外食件数500件?)