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大名や、今泉を歩いていると完成しているのにテナントがほとんど決まっていない新築の商業ビルが多くて、なんとなく不思議に思っている人も多いんじゃないかな!?



中には、完成したものテナントが1件も決まっていない「商業ビル」もあったりして、ビルオーナーのことを考えると何とも言えない気持ちになります。



で、私達のように『テナント誘致をしている者はいったい何をしているんだ!』って思っている人も多いと思いますが、実は何も動いていないというより、入居されるテナントの事を考えると動けない物件が多いというのが実情です。



何故かというと、一言でいえば、賃料が割高(適正でない)だからです。

皆さんもご存知のように、ここ2,3年の不動産ファンド各社による中心部の商業ビル用地獲得競争は目覚しいものがあり、それによる不動産価格の急騰で、特に福岡市中央区の今泉、大名、春吉などは賃料が倍近くに跳ね上がりました。



テナントで入って商売をする飲食店や、美容室、物販店の人達は、そこに入ったら終わりじゃなくて、入ってから如何に利益を出して、お店を続けていくかが大事です。



その時に重要になってくるのがランニングコストの賃料・共益費などで、これが高いと早々に経営が立ち行かなくなるテナントさんも多く、オープンして半年~1年で退店することは「貸主」・「借主」の双方にとっても悲劇です。



我々の理想とするのは、テナントが繁盛することによってビルオーナーの経営も安定することであり、その為にも適切なアドバイスや、時には当社の利益となることでも「テナント出店」に待ったをかける事も必要ではないかと常々思っています。



相変わらず、天神界隈では建築ラッシュが続いていていますが、一日も早くテナント、ビルオーナー双方の為にも適切な商業ビル運営が行える時が来るのを切に願っています。