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私どもの会社には、独立開業を目指される方が数多く訪ねて来られます。

「こんな店をしたい」、お金をため、実績を積み、大きな夢を持ってキラキラとした表情を見せてくれます。そんな方のお手伝いをして、オープンしたときの晴れがましい表情を見るのは、私どもの仕事の醍醐味の一つでもあります。

ですが、その一方で厳しい現実と対峙しなければならないことがあります。そのほとんどが売り上げ不振による閉店の危機、つまりは賃料滞納という形となって私どもに伝わってきます。
理由を問えば運転資金ということになるわけですが、根本的にはオーナーの過信や甘さに帰結するように感じています。

先日ご契約をお手伝いしたサービス関連企業の経営者さんから、事業リスクのいいお話を聞かせていただきました。
「全ての事業にはリスクがある。やれると思っていても、30%はリスクが存在する。その芽を摘んで成功確率を揚げていくことです」
「リスクを自分の責任として背負えない人は、事業をやるべきではない」

リスクを背負う、それは恐ろしいことです。人生を棒に振る可能性もありますから、なるだけ背負いたくないのが人でしょう。ですが、決断して背負うからには徹底的にリスクの芽を摘まなければならない。つまり、起こりうる現実に正面から向かい合い、その際にどうするのかをしっかり考え、行動することが大切なのだと思います。

独立開業を目指す方々、また実際に開業したものの、なかなかうまく行かないと嘆いている方はたくさんいらっしゃると思います。運良く全てが順風満帆に行かれる方もまれにはいますが、開業して2~3年は戦っています。

そこを抜け出せる人たちは、その苦しみから逃げず正面から向かい合った方々のように感じています。できれば、開業前にリスクと言うリスクを徹底的に分析して対応策を作りこんでおくことですが、開業後でも決して遅くありません。
ごまかしに逃げるのではなく本筋を考え、信頼できる方に相談し、解決方法を決めたら100%の力を注ぐことに全力を傾けて頂きたいと思います。
私どもも相談いただけるパートナーでいられるよう、真剣に向かい合って参りたいと思います。