最近よく「デジタルタトゥー」という言葉を耳にします。デジタルタトゥーとはdigital（デジタルの）という言葉とtatoo（刺青、タトゥー）を組み合わせた造語で、インターネット上に書き込まれたコメントや画像など、一度拡散された情報が半永久的にインターネット上に残されることを意味しています。完全に消すことが難しい身体に入れる入れ墨（タトゥー）に例えた表現のことです。

デジタルタトゥーという言葉自体は、メキシコの研究者であるフアン・エンリケ氏のTEDカンファレンスのテーマに取り上げられたことによって人々に浸透し、2013年ごろから注目されるようになったと言われております。意外と昔からあるんですね。

デジタルタトゥーという言葉が使われる大半は個人情報や誹謗中傷・デマ情報、悪ふざけやいたずら、逮捕歴（不起訴になっても）インターネット上に拡散されてしまえば完全に消去できないというネガティブなことをいう際によく使われますよね。

確かにその通りだと思います。しかし現在にビジネスシーンではインターネット、SNS、ECサイトなどの活用は必要不可欠で企業や個人でも多様化しております。このデジタルタトゥー恐れて拡散できた情報を発信できないのではビジネスの可能性を狭めてしまいますよね。情報発信する際にはこのデジタルタトゥーとのしっかり向き合い攻めた発信をしていき、ポジティブなデジタルタトゥーを残していきたいものだと感じました。