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伝えると伝わるの違い
あけましておめでとうございます。
天候は寒くもなく、よい年末年始を迎えられそうだなと思っていましたが、年明け早々から能登の大地震、羽田空港でのJAL機事故、先行きが混迷するような出来事が重なりました。
被害に遭われた方には哀悼の意を表したいと思います。
今年はどんな一年にしたいか、この休み期間に考えました。
会社として活動する中で、社員の皆さんの協力を欠かすことはできません。
また、安心して仕事に打ち込むためには家族が楽しく、安心して生活できるベースが必要です。
同じようなことを毎年考えてはいますが、なかなかうまく行かないものです。
私が所属する経営者団体、2024年度のトップを務められる方が、おっしゃった言葉があります。
「みな、伝えたつもりでしょうけど伝わってないんです」と。
その言葉を聞いた際に、頭をガツンと殴られた気がしました。
私も一緒じゃないかな?と。
言葉や態度でこうしてほしい、ああしてほしい、社員の皆さんにこれまでは伝えたつもりでした。
ですが、それが意図も含めてしっかり伝わってたんだろうか?
伝えると伝わるは違います。
伝える、それ自体は一方通行です。相手に伝わってこそ、そこに共感が発生したり、疑問があれば話し合いなどが生まれます。その繰り返しの中で相互理解につながっていくんだろうと。
これまでは伝えることばかりを考えてきました。
今年はしっかりと伝わっているか、そこに共感や納得が生まれたか、そんな部分に目を向けながら、2024年を会社にとっても社員にとっても、また家族に対しても、よい一年だったねと振り返ることができる年にしていきたいと思います。
本年も倍旧に増してのご支援、ご指導いただきますようお願い申し上げます。
吉住 征一